KIGI WORK & FREE (宇都宮美術館)
宇都宮美術館で開催されているKIGI WORK &FREE展に行って来ました。
KIGIとは、植原亮輔さんと渡邉良重さんによるクリエイティブユニット。
デザイン会社「DRAFT」から独立した2人の、企業やブランドなどのさまざまなデザインやアートディレクショを始め、オリジナルプロダクトブランドの展開から、滋賀県・琵琶湖の職人たちと共同で立ち上げた「KIKOF」(キコフ)などの仕事(WORK)と宝石と詩とコラボした絵本、インスタレーションなどのプライベートワークの作品(FREE)という2方向の活躍を紹介する展覧会。
まず最初の展示室に入ると、展示されているには古書に描かれた蝶を切り抜いて、まるで羽ばたいているように見せる『時間の標本』。そこから、宝石とコラボした絵本など、プリベートワークを中心に展示されている。
さらに、「KIKOF」ブランドから、信楽焼の工房とコラボレーションした陶器シリーズも展示されています。信楽焼というと、狸の置物が、まっさきにイメージしてしまいますが、もちろん狸ではなく、八角形に形どられた器は、ちょっと見た感じプラスチックかアルミニウムでできてるんじゃないかというぐらいの軽さ。
そして、第2展示室には、所狭しと並べられた企業やブランドなどのデザインやアートディレクションの数々。美術館関連のデザインを数多く手がけており、思わず親近感を抱いてしまいます。
もちろん、知っているブランドもあれば、知らないブランドのデザインもあるのですが、それらのデザインの中に一貫した視点みたいなものが感じられました。シンプルでクールだけど、優しい感じ。
縦一列に並べられた風車に風当てることによって風の形を浮かび上がらせる「風景」
「DRAFT」のオリジナルのプロダクトブランド「D-BROS」で手掛けたビニール製のフラワーベースを使ったインスタレーション。ミュージアムショップなどでも販売されているのをよく見ます。
個人的には仕事の作品のほうに刺激を受けました。