旅とアート、ときどきゴルフ

旅行、アート、本などについてをメインに、ときどき初心者のままのゴルフについて、素人目線で綴っていきます

コレクション展特別企画 「青森コンプレックス2016」(青森県立美術館)

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 春夏もあざやかな緑とのコントラストが映えますが、やっぱり雪と白い建物が一体化するこの季節が一番だと思います。というわけで、青森県立美術館3回目の訪問。地方の美術館としては最多。ユニークな企画展、充実のコレクション、そして、建物の素晴らしさ、すべてがお気に入りなのです。

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今回は、10周年ということで、コレクション展を開催中です。
中でも、お目当ての作品がいくつかありました。
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まずは、エントランスに 設置されていた「ぽよよんろうそく」。青森県立美術館を設計した青木淳杉戸洋によるユニット「スパイダーズ」による作品。実は、これ同じユニットで5年前の4月に青森県立美術館で開催される予定だった展覧会に向けて制作されていた作品なのです。ところが、3月に起きた東日本大震災の影響で開催が中止になってしまい、この作品もお披露目をすることなく時が経ちました。

昨年、豊田市美術館で開催された杉戸洋展で、初めて展示され、その機会にも観に行くことができたのですが、半年振りの再開。ということで、前回から多少バージョンアップしていました。杉戸洋展で観賞した際には、世界観に

建物に入った瞬間に展示されていたので、

やさしい造形は、白い建物の世界にあっている。

 


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そして、青森県立美術館といえば奈良美智の作品が豊富にコレクションされています。今回は通常より多く展示されていて、ゆっくり堪能できました。

そして、お目当ての作品2つ目が、昨年末から公開されたばかりの奈良美智の「森の子」。

この作品「八角堂」に展示されています。本館から一旦外にでて、階段を上って会いに行く。

なんとなく、この地の守り神に会いに行くような・・・。そんな行程もよいですね

青森犬ほどのインパクトはないかもしれませんが、この美術館の代表するインスタレーションになるはずです。